304.がんとビタミンC(その2)       2016.3.26

 ランチの会の皆さま
前回その1の続きで、経口摂取によるかん細胞への効果についての内容です。出典は前々回に紹介した生田哲薬学博士の著書が主なものです。 
  1940年代から1950年代にかけて、ドイツやスコットランドの医師たちの間 でビタミンCを中心にしたがんへの効果の研究が蓄積していました。

前にも述べたようにほとんどのがん患者において血液中におけるビタミンC濃度が非常に低く健康人の半分くらいしかなってしまうことが報告され、この観察結果が正しいことは、何度も実証されてきました。
 これらの情報をもとにキャメロン博士は独自の仮説を立て、1996年に「ヒアルロニダーゼとがん」という著書の中で次のように述べています。

 細胞と細胞が壊れないのはヒアルロン酸やコラーゲンといったセメント質によって両者が接着し固定されているからである。がん細胞が増殖し、領地を 拡大するにはこのセメント質を破壊しなければならない。その役目を担うのが ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を壊す酵素である。がん細胞はこの酵素を盛んに作ることによりセメント質を破壊し、組織に侵入し増殖するのである。したがってセメント質を強固にする方法があれば生体の防護機構が高まり、がん細胞が増殖できなくなるはずである。
 一方ボーリング博士はシカゴ大学医学部の講演で、「
ビタミンCはコラーゲンの合成を促進するのでビタミンCを大量摂取することによってコラーゲンの生産が体内で進みセメント質を強化できるはずだ」と述べこれがキャメロン博士の目に留まり、やがて共同研究が始まり、いくつかの論文になって発表されました。
 要点をまとめると
 ①ビタミンCががん患者の痛みを和らげるのに効果的であり、麻薬の代わりにもなる例もある。  
②ビタミンCの大量摂取によりがんが治ったように見える患者もいる。多くの患者が精神的に安定し、全身に渡って状態が良くなっていくる。  
③肝臓機能の改善や生存期間の延長が顕著にみられる。 
 ただし、③の生存期間の延長は米国医学界の協力が得られず二重盲検法による試験は行うことができず、500人規模の対象試験のみで行い、それでも 著しい延長効果が図表付で掲載されていますが、このメールでは割愛します。 
 私の実感ですが、まだ1日20g摂り始めて3週間目ですが、次の3点が顕著 にみられます。
①どのような場面でも、気分が落ち着いおり、冷静さが見られます。
②小水の泡が以前の二分の一から四分の一ぐらいに減り、その泡も消えていくのが早く5分以内に大部分が消えるようになりました。(腎臓の機能の改善かも)
   ③便が健康的にそして便相が良くなってきました。
 私を苦しめている夜間頻尿ももしかしたら治っていくかもしれないという、かすかな望みを持って継続していくつもりです。
 次回はビタミンCの多様な効用についてメールします。この辺の内容はゲルソン療法とも通じているのかな、ヒポクラテスジュースやフィトケミカルスープ、ニンジンジュースに拠る体内に抗酸化成分を満満に溢れさせて、がん細胞を封じ込める点は同じかなと感じています

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